横から見たときに気づく変化
スマートフォンを見ている横顔を撮ると、頭が肩より前に出ていることがあります。
これは一般に「前方頭位姿勢」と呼ばれる、頭と胴体の位置関係の説明です。
一方「ストレートネック」は、画像検査で首の骨(頸椎)のカーブが少なく見える状態を指して使われることがあります。
見た目だけでは骨の形や画像所見は分からず、二つを同じ意味で扱うことはできません。
首は頭を支え、視線を保ちながら向きを変える部位です。
長い時間同じ姿勢で画面を見ると、首や肩の筋肉が疲れやすくなる人はいます。
ただし、前方頭位姿勢がある人すべてに痛みがあるわけではなく、首の痛みを姿勢だけで説明できるとも限りません。
研究でも、痛みのある人とない人で姿勢指標の差が一貫しないものがあります。
首だけでなく、胸の動きも見る
椅子に座り、肩の力を抜いて、顔を正面に保ったまま左右をゆっくり向きます。
次に胸ごと軽く左右へ向き、首だけで向いた時との差を感じてみます。
診断ではありません。
動かしにくさや痛みが続く場合は医療機関に相談しましょう。
画面の高さを調整し、同じ姿勢を長く続けず、胸椎や肩も含めて動かす習慣が役立つことがあります。
体験レッスンでは首だけでなく、上半身全体の動きを確認します。
頭の位置を意識しすぎて、顎を強く引いたまま固める必要はありません。
楽に呼吸でき、視線を保ちやすい範囲で小さく姿勢を変えることから始めます。
急な痛みや腕のしびれがある場合は、運動より先に医療機関へ相談してください。
参考資料
- Mahmoud NF, et al. 2019. The Relationship Between Forward Head Posture and Neck Pain: a Systematic Review and Meta-Analysis.
- Mahmoud NF, et al. 2023. Is Neck Pain Related to Sagittal Head and Neck Posture? A Systematic Review and Meta-analysis.
- Kose G, et al. 2020. The impact of the position of the head on the functioning of the human body: a systematic review.
この記事は一般向けの情報です。運動中に痛み、めまい、しびれ、胸痛、強い息切れなどが出た場合は中止し、必要に応じて医療機関へ相談してください。
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